[ いつかまたどこかで・・・]
白く積もった雪の中で
いつかまた出会えるように
約束を忘れないように
この別れた場所でまた会おう
落ち葉の名残を惜しむ間もなく
季節は目にも止まらぬ速さで
過ぎ去った
後に残された人々は
癒されることなく傷ついた
その中で一つだけ誓う
友のまた夢見ることを
白い吐息を吐きながら
再び傷をつくらぬよう
初めて出会った頃のように
この別れた場所から始めよう
刻が経っても変わらない
あの日交わした約束
いつまで経っても朽ちなかった
もしもまた傷ついてしまったら
約束の場所に戻ればいい
この深く沈んだ町並みで
また一緒に肩並べて
昔の記憶を語ろう
今はまだ無理だとしても
その時にまた話せばいい
何年かけても再び会いに
お前も絶対会いに来てくれ
この木漏れ日の中で
何も言わずに待つから
あの日の夢を忘れずに
ここにまた来てくれ
名雪の雫が溶けて
すべての傷を癒すから
何年先の話でもいい
再びまた会おう・・・
touya from original works
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僕は音の手紙を送ろう
天を駆けめぐり
空白を抱きしめて
遠い遠い彼方のほうへと飛行する
音たちが流れる姿を見てごらんよ
風の道に足をとめ
耳を澄ましてごらん
自然とは恋の彩に満ちたもの
日々新たな物語をときほどく
草花は拍子に合わせて息を吸い
虫はそれぞれの調べを奏でる
光は翔び風は叫んでる
さあ 音を掴まえて
光をこの身で感じよう
命のあるものを感受すれば
無垢の人はこの地のいかなる
小さな溜息にも
耳を傾け 夢織り人となる
彼らの夢は世界にひろがる
人は言葉のない
愛の調べを歌いはじめる
息を弾ませる君の心の彩が
夢に逢える場所
(C)-- 喜多郎 -- ORION -
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